ペナン強風で大事故


2013年6月13日

ランカウイからフェリーでペナンに到着。
ホテルに行く前に先に食事をしようと歩き出したが
雨が降り出したのでホテルへ向かうことにした。

タクシーの助手席に乗り暫くは運転手さんに
「日本の地震の時ユーは大丈夫だったか?」
「津波は恐ろしい」
「アチェでも大津波があった時たくさん死んだ」
などいろいろ日本の知ってることをいろいろ話してくれる
いい運転手さんだった。

ふと周りを見ると店の看板が倒れたり旗が吹き飛ばされたり
車外は強風が吹き荒れているようだ。
渋滞が凄くなかなか先へ進まない。
突然、大きな街路樹が倒れてきた。
真っすぐ私の乗っているタクシーの方に。
ぶつかった瞬間はよく覚えていないが
大木がタクシーを直撃したようで
フロントガラスは木端微塵、タクシーの屋根も後部座席の方は
半分くらいに潰れてる。
ドアを開けて外に逃げ出したかったが潰れてしまい開かない。
運転席側も開かないようでバンバン叩いていた。
ガラスが砕け散りほとんど何もないフロントガラスのあった部分から
出られそうだったが大木があり通れそうにない。
後部座席のドアが少し開きなんとか体を使途に出せそうだったが
その先が木の枝に覆われている。
気のせいかもしれないがミシミシ更に押し潰されそうな音が続いていた。
運転手さんが何か叫んで周囲にいたと思われる人たちが
何人も集まってきて後部座席からのルート確保して救い出してくれた。
民家の人に水を借り足の上に散らばったガラス片を洗い流していると
人々が
「荷物はいくつある?」
「取って来るからここで待ってろ」
らしいことを言ってくれた。
暫くすると私のキャスターバックが救出されて出てきた。
あの潰れた車のトランクから荷物を取り出すなんて
本当に感謝。
消防車が近くまで来たが渋滞のため近づけないでいる。
近くの人が
「怪我がないなら警察とか着て面倒なことになるから行け」
と横道にタクシーを停めていてくれた。
全く怪我はなかったので勧められた通りタクシーに乗り
現場を離れることにした。
みんなにお礼を言いたかったがまだ木を切ったり
交通整理をしていたり大変そうだったので
タクシーを勧めてくれた人に
「サンキューオールピープルシェア」と言って
50リンギ渡してきた。
今考えるとなんでたった50リンギ(1500円)しか置いてこなかったのだろう。
ポケットに入っていたのが50リンギだったからなんだけど
財布を開ければもっとあったのに。

タクシーに乗り込む時、周囲にいた人々が
「ユーアーラッキー」と言って送り出してくれた。
「サンキューアイムラッキー」と言って現場を離れた。
ホテルの部屋で改めてガラスが散らばった足を見たが
蚊に刺されたくらいの傷が数カ所あるだけだった。
翌日、バスで現場を通った。
大木は切断され端に寄せられ潰れたタクシーはもうなかった。

タイ、マレーシア旅行4日目

しんじの海外旅行日記

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