参拝日:2013年12月19日
祭神:底筒男神(そこつつのおのかみ)
中筒男神(なかつつのおのかみ)
表筒男神(うわつつのおのかみ)
住所:福岡県福岡市博多区住吉3丁目1-51
博多駅近くの広々とした境内の神社。
近くに行ったらまた行きたい。
旅行:
九州一周御朱印神社巡り1日目(福岡~佐賀~長崎)
御朱印初穂料:300円
書人:神職さん
全国御朱印収集の旅 福岡県
住吉神社御由緒
住吉三神は遠い神代の昔に伊弉諾大神が筑紫の日向の橘の小戸の阿波伎原でミソギハラへ禊祓をされた時に志賀海神社の御祭神ワタツミ三神と警固神社の御祭神直毘の神と共に御出現になりました。したがって当社の御鎮座は遠い遠い神代のことで年代を定めることはできませんが全国的に九州でも最も古いお宮様の一つです。
住吉大神をお祀りする神社が全国に二千百二十九社ありますが当社は住吉の最初の神社で古書にも当社のことを「住吉本社」「日本第一住吉宮」などと記されております。
また平安時代に全国各地に「一の宮」が定められましたが当社は筑前の一の宮として朝野の厚い崇敬を受けました。
役千八百年前、神功皇后の三韓への御渡航に際し住吉大神の荒魂は水軍をお導きになり和魂は胎中天皇と申し上げた応神天皇の玉体をお守りになり刃を用いずして御帰還あそばすことができました。よって皇后は住吉三神の御神徳を厚く敬仰感謝され新羅の都に国の鎮護として住吉大神をお祀りになりまた摂津(大阪)長門(山口)壱岐に住吉神社を御創建になりました。
住吉大神の御神徳はその御出現の由来に拝しますように「ミソギハラへ」の御霊徳によってわれわれに心身の清浄を保たしめ給い、そしてそれにより生ずる「開運と光明」をお恵みになるのであります。さらに応神天皇の御代から国運大いに開けたこともあり住吉大神は文教、殖産、興業、開運、安産、予言の神として信仰されております。またツツノオ(筒男)のツツには星の意味があるといわれ筒男三神は航海安全、船舶守護にその神威をあらわされ海運、漁業者の崇敬が極めて厚く「住吉丸」と名付けた船の多いのもそのためであります。
このように御神徳が広大でありますので当社への朝廷の御崇敬は特に篤く神功皇后の勅祭(十月十三日の例祭の起源)に始まり聖武、清和、陽成、後一条、鳥羽、後花園の各天皇が奉幣あらせられ大正天皇は三度昭和天皇は五度の奉幣がありました。
また当社は諸武将の崇敬も厚く楠正成、源頼朝、足利尊氏は祈願文、寄進状を寄せ一時は自国、他国合わせ神領三千余町(ha)歩、神人三百余人に及んだと伝えられています。江戸時代に入ってからは黒田藩祖長政以来歴代藩主の崇敬は殊に篤いものがありました。