赤城神社の朱印

参拝日:2014年4月5日
祭神:赤城大明神
住所:群馬県前橋市富士見町赤城山4-2
凍っていた大沼の湖畔にある立派な神社。
近くに行ったらまた行きたい神社。
旅行:栃木県群馬県御朱印収集の旅

とても素敵な御朱印が頂けた
御朱印初穂料:300円
書人:神職さん

全国御朱印収集の旅 群馬県

赤城神社由緒
山の信仰
赤城山頂、大沼の畔に鎮座する赤城神社は主祭神に赤城大明神赤城山と湖の神様をお祀りする神社です。
清らかな頂から流れ出る水は生き物に命を与え田畑の稔りをもたらします。また勇壮なる山なみは力強さを四季折々の景色は優しさと美しさをあらわし古来人々の守護神として祀られてまいりました。
この赤城山は関東平野の北端に平野を見下ろすように位置し黒檜・神庫(地蔵)・荒山・鍋割・鈴ヶ岳の雄峰を中心に峰々が幾重にも重なり大きく裾野を広げております。
その山容と景観、神秘的なたたずまいは仰ぎ見る人々の心を捕えてまいりました。
古代の信仰では神様は遠く離れた山であるとか海の彼方の島に住んでおられると考えられておりお祭りの度に特別な場所にお招きしていたのです。
噴煙を上げる山の姿に太古の人は恐れを感じてたでしょうし季節により装いを替え真冬に真白き山に変化する自然の素晴らしさに感動もしたでしょう。
また山は天上の世界に最も近いところであり神様が天上界より山の頂に降りてこられるとも信じられておりました。

水の信仰
赤城山(黒檜岳)はかつて「黒穂の嶺呂」と呼ばれておりました。黒い雷雲の立ち籠める山という意味です。雷雲は雨をもたらします。生き物に水は不可欠です。また水は稲作に最も重要な要素でもあります。
頂上の湖から流れ出る水は真夏の日照りの時でも潤いを与えてくれるのです。
赤城山は生命を与えお護りくださる神様「赤城大明神」の山なのです。

山宮(本宮)と里宮
麓の人々は赤城の神様をお呼びし豊作の祈願や収穫の感謝のお祭りを行っておりました。ただ昔は神社という建物はまだありません。村落の近くに祭場を設け大きな岩や巨木を依代としてそこに神様をお招きしてお祀りが行われていたのです。そしてお祭りが終われば再び山へお帰りいただくのです。
赤城山周辺にはこういった施設が点在していたのです。神様の住むところが山であり祭りが行われるところが里です。そしてこの神様の行き来が山頂の山宮と麓の里宮の関係を生むのです。このように山岳信仰では山宮と里宮によって神社が形成されるのです。神社は一つの本社から分祀し多くの分社が成立すると考えがちですが本社と分社の発想は近世のものです。
現在のような神社の形態が整い神様を常時社にお祀りするようになったのは仏教伝来以降の奈良・平安時代の頃とされております。

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